20240901 8月の記録


こんにちは。
今月は2つのライブセットを組むのに終始していました。
今年のセットは9月24日ので終わりだ!いけ!
反動からかやりたいことをいくつも思いつき、活力はあります。

最近ペットボトルに入ったコーヒー(好きじゃないけど目が覚める)をガブ飲みし、家の蛍光灯の白い電気(好きじゃないけど目が覚める)をつけ、小さなホワイトボードに次することと終わらせる時刻だけ書くことで高速で動けることに気づきました。とにかく落ち着かなくさせるまじない3種です。
特にホワイトボードの効用が劇的で、自分のRAMの貧弱さを補えている気がする。

今回秋M3は間に合わなそうなので年末のコミケかコミティアまでに作って友達の席で出そうかと思っています。

各地でMagicalを聞いたという報告があります。昨日自分でNagomixでかけたら思ったより音でかくハリがあってよかったです。いいスピーカーだったからか。

クセナキスの打楽器曲限定の演奏会が9月24日にあるからいこうかな

音の開発

1.
初期の電子音楽の機材を再現した動画を見た。 発振し続けているオシレーターとその周波数とボリュームのノブがあり ノブの回し具合で音量の変化曲線を書いて音を成形し、 ひとつひとつ録音してテープの切り貼りで編集していた。 あの時代独特の合成音の揺らぎはこのためか。 機械的な振動部分を持たなくとも身体→操作盤への動きを反映できれば生っぽい質感が得られることがわかった。 エンベロープを手で書くという発想がなくて、音を生かしつける余地があることをまったく見過ごしていた。

2.
オープンリールデッキ National RQ-705 を手に入れた。 テープの回転をピアノキー式のボタンを押し込むことでモーターとリールの円盤(ゴムベルトで摩擦を起こしている)を接触させて動力を伝えて起こしているため 半分だけ押したり、ボタンを離してリールを慣性に任せて回したり、巻き戻しながら録音することで、 テープを再現するソフトウェアで起こせる音の複雑さの比にならない音の起伏が出せる。 これほど違うとは思っていなかった。磁気ヘッドとテープの距離も録音ボタンの押し具合で微妙に変えられてそれでも音質が変わる。 ワウフラッターを期待していたのだが、それ以上にヒスノイズやヒスノイズではないブーンという低い駆動音がする現象、高音域が明らかに落ちている現象(原因不明)等による変化が大きく、感じられない。テープ用のノイズリダクションシステムが必要らしい。

3.
音を使うときに記号性を失わせることがマジカルさにとって重要なのかもしれない。 例えばあるリズムパターンや低音偏重のミックスが想起させる、フロアっぽさ、タバコ臭さ、現実の暴力について...肯定的なイメージにおいても無いほうがマジカルかもしれない。 室内のスピーカーを使って迫力を出したり踊ることができる機能を使いつつも(音楽を機能的に作ろうとする発想を聴取者が嗅ぎ取れば現実的に思われるだろうか)現実のイメージを失わせられたら、よりマジカルに感じるとは思う。極端に言えばある音を聞いたときにその楽器の色形と演奏者の人間のイメージが湧くことだけでもマジカルさを損なう。演奏されているスタジオの建物や、レコーディングに携わる人々の言葉遣いや目線。 メルヘンなイメージでさえ同じように感じる。 そうなると音楽や歴史について全く知らない人、記号を読み取れない人にとってはすべての音楽がマジカルに聞こえるのかと思ったが異国、異時代趣味とはまさにそういうものなのかもしれない。未知のもののうれしさの一つは、自分の中のなんのイメージとも結びつかない潔白さなのかもしれない。

ライブイベント出演


ハッピーグルーヴ2
緻密3(1)

外出

ガブハウス作曲

多摩湖(夜)
荒地集会

機材購入

オープンリールデッキ
カセットテープレコーダー
クラシックギター

読んだ/読んでいる

飛ぶ男 安部公房
形式化された音楽(買った) ヤニス・クセナキス
マイルスデューイデイビス3世研究 大谷能生
時との戦い A・カルペンティエール
インザペニーアーケード スティーブンミルハウザー

祖母にもらった本

いかにして超越的世界の認識を獲得するか 
ヘッケルのスケッチ本




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